PC-8801mkII
お久しぶりのレトロPCは、「大人のパソコン」PC-8801mkIIです。登場したのは1983年ではありますが、オークションサイトなどではまだまだ見かける普及機種です。
PC-8801と言ったら「SR」以降なんじゃないの?と言うゲーム好きな貴方。それは正しいです(笑)。「V2モード」と言われる拡張グラフィック機能と「FM音源」を搭載した「SR」以降は、最早PC-8801の標準機と言えるでしょう。それは遊べるゲームの数が半端なく多かったから…
PC-8801mkIIを縦置きするための足が付いています。こんな時代から横にも縦にも置ける発想があったことに驚きます。
サービスコンセントが存在するのは、レトロPCならではです。
ディップスイッチ。SW1とSW2は工場出荷時の状態です。右側の「CRT」では、「15kHz」と「24kHz」の選択が可能です。
mkIIだって動くゲームはそこそこあります。
こんなのだって動きます。この画面では本体スピーカーから、音楽だって流れちゃいます。もちろんFM音源とは比べられませんが…
起動しないディスクが存在したため、内部清掃を試みました。カバーを開けるといきなりディスクの駆動部とご対面。何かカバーくらい無いのか?と言う疑問はありますが、オリジナルがどうだったのかは不明です。
ディスクを外していきます。
両方外す。
外した2台のFDD。清掃の真似事として、ブロアーで埃を飛ばしてみました。ただそれだけ…
「TEAC」製の「FD-55B-06-U」であることが分かります。
ちなみにFDDの下には…
スピーカー。
奇跡的に効果があったのか?本当は最初から動いたのか??何にしても「ウイングマン2」が、立ち上がるようになりました。残念ながら音は出ません。
微妙なのが「太陽の神殿」。どう言うわけか、本体カバーを開けていないとこの画面が出ず…
カバーの理由は全く分かりませんが、「太陽の神殿」は、mkIIのFM音源ボード「PC-8801-11」に対応している貴重なゲームなのです。一番上のスロットに装着されているボードが「PC-8801-11」です。
装着時には、「太陽の神殿」でFM音源を堪能できました。ただ、このボードを外すと本体カバーを閉めていても安定起動しちゃったりするのです…
「カバーを開けると何故か起動する」と言う迷信をぶち破るため、ボードを挿すスロットや、オーディオケーブルを変えてみたりしました。上の画像とは違いますが、「2番目のスロットは開ける」と言う別の迷信まで導入しています…
何だかんだ起動し易くなった気もするのですが、それでも起動しない時は、オーディオケーブルを抜いてから立ち上げると起動しやすくなりました。何かのノイズだったりするのかFM音源ボードのせいなのかは分かりませんが、本日はこの辺で…
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