TERADRIVE MODEL2
セガと日本IBMの共同開発により誕生したパーソナルコンピュータ。テラドライブ 。1991年発売。
SC-3000Hに続いてセガのパソコンシリーズを登場させておこう。その名もテラドライブ。それはメガの先を行くテラの世界だった…
全面のメガドライブカートリッジ挿入口。メガを超えたテラなのだからメガドライブのゲームなど遊べて当然。ただしメガCDは接続できない…
全面左側。メガドライブのパッドが使用可能なので快適に遊べる。
テラドライブは日本IBMとセガの共同開発したDOS/Vマシン。当然マウスとキーボードは汎用的なPS/2のタイプが使用可能。純正品が手に入らなくても選択肢は無数に存在する。
VIDEO出力端子もあるが、パソコンなのだから基本はアナログRGB出力だろう。くっきりした画質でメガドライブのゲームを楽しむことが出来る。まあ、普通にメガドライブ買って専用のRGB21ピンケーブルを手に入れた方が明らかに安いけど、それは内緒にして欲しい…
ケースを空けた所。意外にすっきりしている。MODEL2は唯一FDDが2ドライブ内蔵されている。
モデルの比較は以下の通り。
- MODEL1 RAM640KB HDD無しでFDD1ドライブ
- MODEL2 RAM1MB HDD無しでFDD2ドライブ
- MODEL3 RAM2.5MB HDD 30MBでFDDが1ドライブ
RAMもHDDも完全に「メガ」レベルである…
上側にあるのはISAボードのスロットだろうか。MODEL3に装着されているHDDは専用IFのようだが、SCSIボードを装着すれば外付けHDDが接続できるかも。
再三パソコン界に仕掛けるセガ。日本IBMとタッグを組んでも当たらなかった。ただし、「高橋由美子」が出演した、「2つの頭脳がドッキング」というキャッチのコマーシャルは覚えている。なんといっても「80286」とメガドライブの「MC68000」がドッキングしているんだから、その魅力は計り知れなかった。はず…
カレンダ用のバッテリーは一般的なCR2032。簡単に外せるのでストリームマンでも簡単に交換可能。また256KBのSIMが2枚装着されている。対応する1MBのSIMが手に入れば増設可能だろう。意味があるのか微妙だが…
ROMから起動されるTERAメニュー。FDのフォーマットやFDのコピーなどが行える。また、ROM搭載のPC DOS3.3からDOSアプリを直接実行できるらしい。ただしWebのリンク切れ等でテラドライブ専用のDOSアプリが手に入りにくくなっていた。入手できた中で面白そうなのが「MEGA-CD用のバッテリーバックアップカートリッジの内容を保存または書き出し出来る」アプリ。これを試したかったが、すぐに使えるフロッピーが無かったため後日に延期。
「テラドライブのアプリ情報を募集します!!」
TERAメニューとメガドライブモードは出力周波数が異なるため、同じディスプレイで表示できなかった。これは正直面倒だが専用ディスプレイはなかなか手に入らない。ちなみに「パズルコンストラクション」というテラドライブ専用の市販ソフトが存在している。こちらは是非いずれ入手したい。手が届くお値段なら…
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