MX-101
カシオの低価格MSX最終形。MX-101 。1986年登場。
日々是ファミコン「MSX初登場」。ちょうど「AKIBA PC Hotline!」で紹介されていたばかりだけど完全に偶然。当時ストリームマンが所有していたのは前モデルの「MX-10」だったが、その匂いをプンプン残した後継機。機能的な変更点は、RFにワイヤレス送信の機能が追加されたことだが、今となっては「色」が最大の違い。「MX-10」では普通の青が使用されている部分が、「MX-101」だと緑っぽい表現しにくい色に変更されている。
当時からコンパクトなイメージはあったが、思った以上に小さかった。ご覧の通りCDケース(ではないが…)2枚で、ほぼ本体が隠れる大きさだ。
「消しゴムキーボード」と言われるキーボード。各キーはかなり小さく、ブラインドタッチは厳しい。しかし、当時はこのキーボードで「ベーマガ」などのBASICコードをポチポチと打ち込んでいたはず。かなり頑張っていましたな。ちなみに純粋なカーソル機はーは、右上の「↑」「↓」「←」「→」で、十字キー風のキーはジョイパッドの方向キーと連動している。ストリームマンは当時この十字キーの「右◆」を「ハイパーオリンピック」で擦りまくり、削ってしまった。そう、本物の消しゴムのように…
もちろん本物のジョイパッドも接続可能。
RGB出力は存在せず、モニターへの出力はビデオ出力となる。左の端子はカセットIF。
MX-101の背後には拡張インタフェースが存在する。
拡張インタフェースには、拡張ボックス「KB-10」が接続可能。KB-10で「カートリッジスロットが2つ」と「プリンター端子」を増設可能。
接続するとこんな感じ。電源は「KB-10」側から取る。「MX-101」に装着されているのは、「16KB 増設RAMカートリッジ」だ。これでRAMが合計32KBになる。念のためだが「メガ」ではなく「キロ」である。
「カートリッジスロット全部差し!!」当時も含めて初めての体験。MSXの「R-TYPE」は外付けFM音源に対応しているので、MX-101でフル機能を堪能するにはこのようするするはず。
その理由は、FM音源搭載の「FMパナアミューズメントカートリッジ」に「RAM32K以上が必要」と書いてあるから。しかし、「16KB 増設RAMカートリッジ」を外した16KBでもFM音源が鳴った。まあいいけど…
カセットデータレコーダーと接続するためのIF。カシオ「FA-32」。当時「MX-10」でもカセットを使っていたが、「FA-32」は全く記憶にない…
カセットデータレコーダーと接続したところ。MSXの「R-TYPE」や「テープゲーム」は追って取り上げたい。
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